健全な若者であれば、すべての物事に運命的な出会いの可能性を見出してしまうのは、ごく一般的なことでしょう。そして必ず一つの持論にたどり着くはず。そう、「合宿に行けば異性をゲットできるのでは」と。
しかしそうは問屋が卸さない。今日は意外にガードが堅い免許合宿の実態と、むしろ出会いが見込めそうな教習所について取り上げていこうと思います。
合宿は分離されがち、そしてコミュ力依存
体験談などで描かれがちな、免許合宿で展開される甘酸っぱくも短い青春ワンチャンラブストーリーは誰もが一度は目にしたことがあるとは思います。しかし大前提として、面倒ごとを起こしたくない合宿運営側は男女を強烈に分離することになんのためらいも持っていません。異性の居住スペースには絶対進入禁止だったり、待合室やロビーなどの歓談スペースがなかったり、そもそも就寝スペースが1人用でなかったり。合宿所にもよりますが、基本的には夢のない場所であります。
いうなれば恋愛どころかコミュニケーションが生まれにくいシチュエーションです。同じ屋根の下とはいえども分厚い仕切りがあれば出会いなぞ生まれようもありません。
そして失礼ながら断言いたします、コミュ力がモリモリで異性にモテる方はおそらくこの記事を見ていないことでしょう。そして教習所の合宿において異性をゲットできる人間というのはそういう人に限られます。
つまりこの記事を見ている”そっち側じゃない”方は合宿で異性をゲットしづらい人間に分類されてしまうことになります。
というのも話はシンプルで、合宿先で異性のグループもしくは単体の異性にアクションをかけるのは、「タイミング」「話術」「コンテンツ」に恵まれない限り、とても難易度が高いのです。
スケジュールでガチガチに固められ、そこそこ疲れがたまっているところに並みのアクションをかけても暖簾に腕押しなのは明白。笑いや関心を誘うコミュ力やトークネタ、もしくはイケメンであったりトランプマジックができるなどのアドバンテージがない限り、玉砕コースまっしぐらです。
下手するとスタッフに相談されて要監視人物になり、免許を取るどころではなくなってしまうかもしれません。モテる人間でない方は大人しく見送りましょう。
学校の近くの教習所で知り合い、同校の人を狙う
知能犯な手段のひとつに、自分の通う学校の近くにある教習所に通う、という手段があります。意識せずに学校の近くにある教習所に通おうとしている方もいるかとは思いますが、基本的に学校に近ければ近いほど同校の生徒にエンカウントする確率が上がります。少しだけ話したことのあるクラスメイト(クラスのシステムがある学校に限りますが)と偶然はちあわせて「○○君も通ってたんだー!今どこまで教習行った?」などのいかにもな話は必ずできるでしょう。
お互い学科試験が近いのであれば、そしてさらに次の教習まで時間があり待合室などで時間をつぶしているようであれば「よかったら一緒に学科の勉強しない?」「試験問題の出し合いっこしない?」などと誘うことができます。また、タイミングが合わなくとも「何時に教習終わるの?終わったらマックでも食べに行かない?」と誘うこともできます。(マックに誘えるのは若者のみの特権ですね)
また、教習所によってはグループワークがあったりもします。知り合いがいなくとも自己紹介の際に同校であることがわかり話のきっかけになることは大いにあります。積極的に発言権を握ることで会話のチャンスが増えるので頑張ってみましょう。
地元の教習所で昔の同級生を探す
さらに頭をひねる知能犯は、あえて地元の教習所に行きます。ここでいう「地元」とは特に小中高を過ごした地域を指します。というのも、教習所は基本的に同年齢の人間と出会いやすい環境であるのに加え、小中高は進学校でない限り「自宅が近いから」「同じ自治体だから」という理由で通う人が多く、住所の近い人同士が集まりやすいので、昔の知り合いに偶然遭遇することも大いにありうるのです。
昔話に花を咲かせる自信がある人は、今通っている学校近くよりも、あえて地元の教習所に行く方がいいかもしれませんね。また、「昔の知り合い」に「偶然出会う」という奇跡の共有は男女どちらであっても少しはドキドキするものです。昔に相当恥ずかしい姿をさらしていない限り、プラスの方向に力が働きます。
安易に選ぶべからず!
安易に異性目的で合宿に飛びつくのではなく、自身にとって最適だと思える教習所で生まれる”副次的な”出会いを見込むことこそが、真の近道なのではないでしょうか。
しかし、本来教習所は道交法と運転技術を学びに行く場所。異性にうつつを抜かしていると、肝心のメインターゲットを逃す羽目になりかねないので、ほどほどにしておきましょう。